時間は作るものだった。
2019年 07月 22日
おばんです。
先日まで五日間、
美味しいケータリングに感動しながら
チェコ漬けになってきました。
演奏したのは全曲ですが、
今回特に心に刻まれたのがこちら。
調性格論において不安、悲観、恐怖などを表すと言われるd moll。
その主音が冒頭から深く重く響く中、
DとぶつかるCから始まるlamento bass。
フス戦争での戦闘と敗北。
そのまま第6曲へと続き奏でられる賛美歌。
再び修辞学を勉強し始めたタイミングでの今回の本番。
今まで気付かなかった、見えなかったものを発見した時の心の高鳴りを久々に体感しました。
話は変わりますが、
最近読書時間が増えました!
6月に仕事でご一緒させていただいた方に読書好きな方がいらっしゃったのですが、
その方との会話の中で
「本好きなのに、なかなか時間がなくて」という言葉を発しました。
が、発してから本当にそうかな…と自問自答。
時間がないのではなく、作っていないだけではないかと…。
そこで、オススメしていただいた本を読み始めることをきっかけに、
以前のような本の虫である自分(たぶん本来の自分)を呼び戻して?みることに。
思えば学生時代とその後しばらく住んでいた部屋は
何かあったら本に埋もれるのではないかと思うほど
本だらけの部屋でした。
6月末から読んだ本はこちら。
1冊目。
シンドラーの存在は知っていたものの、
会話帳についての細かな事等は
この本を読んで初めて知りました。
彼を守ろうとしたのか、自身を守ろうとしたのか。
人間の一つの行動へ対する二つの局面の存在、見方。
「感情の裏返し」という言葉があるが、“裏と表”とは何か、
考えさせられた一冊でした。
2冊目。
黒革以来久々に手を伸ばした清張氏。
電車、飛行機、カメラ…
昭和とはいえ身近なものたちに隠された謎やトリックが興味深くて一気読み。
3冊目。
身近な地名が出てくる出てくる。
仕事柄あちこちの地を訪ねているものの、
思えば地名の由来や語源について思いを巡らしたことはあまりなかったのですが、
以前よく神保町の書店巡りをしていた時、
たまに見かける古地図を
宝の地図のようにわくわくしながら眺めていたことを思い出しました。
今はこちら。
読み始めの内容の理解に時間がかかり
スローペースになりそうですが、
読んでいて電車を降り損ねました爆
テレビを持たぬラジオ生活、
しかも日によってはラジオも付けずに
音楽流しっぱなし状態のことも多いため、
世の中の流れに乗り遅れたり取り残されたりすることも多々…。
でも本に託された様々な人々の放つ「言葉」は
本を手に取った人々へ伝えるべき何かを有する宝の一つ。
読むことによって蓄積されていくものは
文章、言葉の選び方、感情、思考…
自身が生きていくための引き出しに入れるか否かは別にして
やはり貴重なものばかり。
世の中の出来事へ一応アンテナを張りながらも、
引き出しを磨き、増やしていきたいなと思います。
ピアノトリオのリハなどで一旦東京におりますが、
再び仙台へ戻って週末はこちら。
その後30日は
一つ前の記事に載せたガラコンサートの本番。
(まだお席ご案内中です。
もしよろしければぜひお越しくださいませ。)
8月一発目はこちら。
なんと3ヶ月連続。
しかもチャイコフスキーVn協奏曲と交響曲第4番の組み合わせは
約一週間前のプログラムと同じ!
後半戦はまた改めて。
月末は初めて乗せていただくオケのお仕事があり
緊張しつつも楽しみ。
熱中症対策万全にして臨んでいこうと思います。
シメは先日の仕事の際
連日笑顔で出迎えに来てくれたりん。
また会えるのが楽しみ。
本日の処方箋はこちら。
ではまた。
by kazeyohuke-byun
| 2019-07-22 20:37
|
Comments(0)