緊張感と刺激。
2019年 07月 01日
おばんです。
空も田んぼも夏の色を帯び始め、
外を眺めながらひたすらVn協奏曲を聴いた道中はあっという間。
実家に着いて出迎えてくれたのは
やんちゃ坊主のりん。
そして両親の声や妹の笑い声を聞いて
心の底からほっとしました。
さて到着後はこちらのお仕事。
リハーサルの段階から、
普段とは異なる緊張感が漂う会場。
ファイナリストたちの人生がかかっていると思うと、
支える側もいつも以上に緊張しますね、
と皆さん口々におっしゃっていました。
ケータリングは連日盛りだくさん。
(トマトが隠れております)
モーツァルト3、4、5番は降り番だったため、
私が弾いたのは
チャイコフスキー
メンデルスゾーン
ブラームス
シベリウスのVn協奏曲4曲。
もちろんのことですが
同じ曲であってもコンテスタントによって
それぞれ全く異なる景色が描かれ、
また、コンテスタント全員
リハ→GP→本番と日々進化していき、さらに変化が。
感動しながらも刺激を受けた日々でした。
そして今日はガラコンサート。
上位入賞者3名が演奏する曲は
セミファイナル、ファイナルで演奏したものから自由に選べるとのことだったのですが、
セミファイナルの課題曲の一つに難曲が。。。
私含め、セミファイナルでは演奏していないメンバーも多く、
昨夜帰宅してから結果と曲目が出るまで
皆いろいろ祈っておりましたが、
もちろん選ばれまして笑、
本日人生初のプロコフィエフとバルトークのVn協奏曲を
リハなしゲネ本(当日一回通すだけの合わせのみ)で挑んできました。
この過酷なスケジュールの中で
ファイナルでの演奏からさらに進化を遂げていた
コンテスタントの方々の演奏。
コンクールなので順位はついてしまいますが、
それぞれ自身の明確な色を持った
素晴らしいソリスト勢でした。
コンテスタントの方々の演奏は
公式サイトで九月末まで視聴できます故、
皆さまぜひご覧くださいませ。
期間中は弓の製作家であるピエール・ギヨーム氏の講演会も。
材料の選び方や製作時のお話、
奏者が弓へ求めるものと、それを実現する可能性の高い弓との、製作者が考える組み合わせの数々、
使っているうちに変貌する弓、
成長させる弓、気付かせる弓…。
「魔法の杖」が持つ魔法の種類の多さに驚きました…。
(値段聞いてさらに驚愕)
さて、ほぼ朝から晩までホールに缶詰だった六日間。
無事乗り越える糧となったのはこちら↓
新メニューも増えていて、六日間堪能しました。
母に感謝。
美味しいものを
美味しいと思いながら食べられることは
幸せなこと。
明日からは週末のコンサートへ向けて最後の追い込みです。
しっかり食べて
少しでも体力つけて頑張ります。
しばらく高音域を堪能したので
本日の処方箋はこちら。
ではまた。
by kazeyohuke-byun
| 2019-07-01 00:25
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