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我が道を行く東北人Tommyの日々の記録です。美味しいものをおいしく食べることが好きです。歌舞伎と落語が好きなチェロ弾きです。


by kazeyohuke-byun
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冷たい雨。

秋の終わりの演奏会、
先生の体調があまり良くなく、
入院先からいらしたことは知っていた。
でも…演奏会後の笑顔と力強い言葉に、
また先生の指揮のもとで演奏できると、
確信した。

だからおととい電車の中で受け取った訃報は、
最初何のことだか分からなかったし、
信じられなかった。

何の偶然か分からないが、
告別式の日(今日)、
レッスン予定だった生徒さんが2人ともインフルエンザでキャンセル。

昨夜千葉での仕事の後、
同じくお世話になった先輩と待ち合わせて
そのまま夜行バスに乗り、
今朝4時に福島に到着。

福島は冷たい雨。

暖を取るために入ったファミリーレストランで流れる音楽が
気持ちと真逆すぎて頭の中がごちゃごちゃする。

訃報を受けてからも
普通にレッスンして練習して合わせして。
悲しい気持ちなのにシュトラウスの底抜けに明るい曲を弾き続けねばならないような気分…
音楽家はピエロのようだと言った人がいた。
分かる気がする。


外はまだ真っ暗。
どうか雨が上がりますように。
お別れの日は青空がいい。
Commented by hahamego at 2014-01-31 07:23
あのとき、天満さんに支えられながらステージに現れた先生、足元だいじょうぶかな…と心配。
でも、指揮を振りはじめたら、先ほどの姿をうそのよう。
一曲を終え、振り向いたときのあの笑顔、忘れられません。
今年の演奏会も楽しみにしていたのに…残念です。
Commented by kazeyohuke-byun at 2014-02-01 08:44
天満さん、告別式の前にいらして、
先生の棺の前でG線上のアリアを弾いていかれたそうです。
その右手は震えていたと。
先生、とても安らかなお顔でした。
by kazeyohuke-byun | 2014-01-31 05:16 | Comments(2)