我が道を行く東北人Tommyの日々の記録です。美味しいものをおいしく食べることが好きです。歌舞伎と落語が好きなチェロ弾きです。


by kazeyohuke-byun
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カテゴリ:鑑賞。( 41 )

ピアノ芝居。

おはようございます。

昨日はピアノ弾きさんと一緒に日生劇場へ行き、
「2ピアノ4ハンズ」を観劇してきました。
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坂東玉三郎さんの公演以来の日生劇場。
今回もまた客席はほぼ満席でした。

ネタバレしてしまうので
中身について詳しくは書かないのですが、
お芝居の面白さに、笑いっぱなしだった一方で、
ピアノの演奏にすっかり魅せられ、
アンコール曲の最後の一音の余韻が消えていくまで
素敵な時間をすごしてきました^^

2台ピアノというのは
互いの距離があるし、互いの手は見えないし、
呼吸も見えにくいので、
タイミングを合わせるだけでも非常に難しいように思います。
しかし、昨日演奏されていたお二人は、
2台ピアノならではの掛け合いが美しいのみならず、
タイミングはもちろん、
呼吸の深さ、色の変化、音の奥行きの創り方なども
寄り添うようにぴったりと重なっていました。

連弾演奏の時も、
お芝居しながらなのに掛け合いが常に絶妙なタイミングで行われ、
もちろん言葉だけでの掛け合いも驚く程絶妙(最近のお笑いコンビよりずっと面白い)!
共に時を重ねてきた二人でなければ成すことのできない業だと思いました。


ちなみにこの公演、
音楽の専門的な知識がなくても楽しむことのできるお芝居&演奏会です。
このように楽しさや面白さを交えながら、
クラシックの世界がもっともっと幅広く
人々の間に浸透していったらいいなあ、と思いました。
この後、仙台、名古屋、大阪でも公演があるそうですので、
お近くにお住まいの方はぜひ♪


そして最後のアンコール曲、
心が洗われるような優しい音色に、胸が熱くなりました。
特に高音部のpianissimoの美しさが印象的でした。
はるか彼方から聞こえてくるような、
今まで聴いたことのないようなpianissimo…。
本当に、本当に美しかった…。

しかし残念だったのは、
そのアンコール曲の名を聞き取り損ねたこと。
どこかで聴いたことがあるような、
でもはっきりとした記憶と曲名が出てこないまま、
公演終了後も頭の中でずっとその曲の旋律が流れていました。
ピアノ弾きさんと
「Bachの曲だって言ってたのは聴き取れたけど、なんという曲なんだろう…」
と話しながら会場を後にしました。



私はその後バイトへ行き、
トロンボーンのアンサンブルを楽しみながら働いてきました。
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リーダーさん(63歳)の親父ギャグが炸裂し過ぎて
お店全体が度々氷点下並みの寒さに見舞われましたが(爆)


で、バイトが終わって携帯を見てみると、
ピアノ弾きさんから「あったーーーーーー!!!」とのメールが。
海外公演のレビューからアンコール曲を発見したそうです!
で、そこに書かれていた曲名を見てびっくり!
なんと、ふわりさんが先日ブログに書かれていた曲!!!
どこかで聴いたことがあったような気がしたのは、
ふわりさんの記事を読んで、
You Tubeで調べて、聴いたからだったのです!

最初に「ネタバレしてしまうので書かない」
とか書いておきながら申し訳ないのですが、
本当に、本当に素敵な曲なので載せます(笑)
これから観劇予定の方は聴かないで下さい(笑)


早速図書館に楽譜の貸出申請をしました。
Solo譜は明日入手できそう♪
弾くのが楽しみです^^





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ちなみにこちらは、
昨日すぐ寝てしまって読めなかったパンフレット。
今からちょっくら読んでみようと思います。
ではまた!
by kazeyohuke-byun | 2012-05-20 11:20 | 鑑賞。 | Comments(4)
おばんです。

春を通り越して夏のような陽気だった本日、
平成中村座へ行って参りました!!
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桜満開の隅田川沿いを猛ダッシュし、
開演前ギリギリに到着。
間に合って良かった…。

ちなみに平成中村座は土足厳禁ですので、
穴あき靴下は厳禁です(笑)
今日履いていた靴下、穴があいていなくて良かった^^

そして!
今回のお席は花道の隣のベンチ席ーーーーーー!!!
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汗飛んでくるんじゃないかしら…
なーんて思いながら一人でドキドキワクワクしてました(笑)





客席入口からも一枚。
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こういう雰囲気大好き^^




今回の演目&配役はこちら。

「法界坊(ほうかいぼう)」

  序 幕 深川宮本の場より
  大喜利 隅田川の場まで

              聖天町法界坊  中村 勘三郎
              道具屋甚三郎  中村 橋之助
       永楽屋手代要助実は吉田松若  中村 勘九郎
             花園息女野分姫  中村 七之助
               仲居おかん  中村 歌女之丞
              山崎屋勘十郎  笹野 高 史
                番頭正八  片岡 亀 蔵
             永楽屋権左衛門  坂東 彌十郎
              永楽屋娘お組  中村 扇 雀


序幕はもう笑いっぱなしでした^皿^
客席は大盛り上がり!

恋仲である要助とお組が座敷で何やらおしゃべりしているところに、
法界坊が現れ、要助の手元にある掛け軸を盗もうとする場面。

二人は法界坊が入ってきたことにさーーっぱり気付かず、
あっという間に掛け軸ゲット!
掛け軸の入った木箱を前に
喜びのあまり投げキッス、
バレリーナのようにピケターンを始める法界坊(笑)
自分の持っていたテキトーな掛け軸と入れ替え
忍者の真似して消えていく姿にも大笑い。

その後、お組と結婚することになった勘十郎も現れますが、
その出現にも気付かぬ要助とお組(笑)
勘十郎も掛け軸を盗もうと企みます。
もちろんこちらもあっという間に盗難完了!
法界坊と同じく、
投げキッスしてピケターン(笑)
さらにはムーンウォークまで(爆)!

黒衣(舞台上の裏方さん)が見栄を切ったり
要助にツッコミ入れたり、
なんてシーンもあったり(笑)

前に座られていたお着物のおば様が
反り返りながら爆笑していて、
そちらもおもしろかったです(笑)



そして橋之助丈…素敵…!!!
勘三郎丈が
「何を偉そうに!ちょっと鼻が高いからって!
ちょっとカッコいいからって!
知ってるぞ!自分でもかっこいいとか思ってるだろ!」
なんてズバズバ言うもんだから、
吹き出すのをこらえてプルプルしていた勘九郎丈と一緒に
途中で思いっきり吹き出しておられました(笑)

勘九郎丈に対しても、
「名前変わったからって偉そうに!」
「一児の父だからって偉そうに!」
「あー、これだから習字習わせときゃ良かったんだよ、もう!」等々(笑)




それからそれから!
最後の最後に舞台の後方がオープンしたんです!
スカイツリーを背に、桜吹雪散る中でのラスト、
素晴らしかった!!!
公演終了後、さらにグレードアップした桜吹雪の中で
出演者全員によるカーテンコール!!
春の日差しのみならず、役者さんのお姿もまぶしかったです!



そしてやはりあの席すごい!
最初に法界坊が引き連れてきた乞食たちが
花道からお客様に向かって
「こころざしを、こころざしを…」
と言って歩くのですが、
顔と顔との距離が20センチあるかないかくらいまで
近づいてこられるんです!
どこ見て良いのやら分からず目が泳いでしまいました^^;

また、役者さんがそばを通る度に風が!
花道を駆け抜ける時は勢いある風が
ゆったりと去って行く時はふわっとした風が!
たまに御召物の香りも!



あー!思い出しただけでドキドキ!
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先月のおギャラ&バイト代もまだちいとばかり残っているし、
今月はバイト&家庭教師がたくさん入っているので、
お財布に少し余裕が出るはず^^
ということで、来月も行ってきます(笑)♪
同じく中村座♪
ひゃっほーーーーーう♪



という話を電車で偶然会った同級生に話したら、
「とみー…服とか靴とか買わないの?
これから新しい季節になるけど…」と…

あー…

去年おととしのヤツあるぜ(爆)








それはさておき、
中村座からの帰り道、
隅田川沿いをうらうらと歩いてきました^^
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スカイツリーと桜。




今日もお花見日和でしたね^^
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しばらく桜並木を歩き、
その後はすいている道を選んで浅草寺方面へ。
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伝法院通りにあるお気に入りの甘納豆屋さんで
実家に送るそらまめ甘納豆と
自分の分のそらまめ甘納豆を買って帰りました^^



帰ってからはこもりー人間(笑)
観劇の興奮覚めやらぬまま、
今週末の本番で弾く曲とレッスンの曲と
格闘しておりました^^;

さ、明日のために早く寝よう♪
ではまた♪
by kazeyohuke-byun | 2012-04-09 22:36 | 鑑賞。 | Comments(0)

真の美。

おばんです^^


本日、いただいたチケットを大事に大事に抱えて、
日生劇場へ行ってきました♪
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地下鉄出口間違えて反対側から撮影(笑)
しかも曲がってますな(笑)



チケットをいただいてからずっと楽しみにしていた、
『坂東玉三郎特別舞踊公演』です^^
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プログラムはこちら。
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プログラムの時点ですでに美しい…!



演目はこちら。

一、傾城 吉原絵巻(けいせい よしわらえまき)

            傾城  坂東 玉三郎

二、藤娘

           藤の精  坂東 玉三郎

三、楊貴妃

           楊貴妃  坂東 玉三郎
            方士  坂東 彌十郎


『傾城』では、幕が上がると同時に花魁道中が。
息を呑むほど華やかな舞台や豪華絢爛な御召物、
そして、この世のものとは思えないほどの美しさをもつ傾城。
思わずため息が出てしまいました。

ゆったりと包み込むような長唄と共に舞が始まり、
その姿に、すっかり魅了されました。
手先指先までしなやかで艶やか、
瞬きさえも美しい。
天を仰ぐ時の表情や顔の傾きにまで心を奪われそう。
一瞬たりともその美しさが姿を消すことはなかったように思いました。



『藤娘』は、
さよなら公演で坂田藤十郎様の「藤娘」を観て以来の、
久しぶりの演目。

天井から降りる藤の鮮やかなこと!
そして玉三郎様の藤娘、
美しさもあり、色気もある一方で、
観ていて思わずほほえんでしまう可愛らしい仕草も。
また、やはりこちらも鮮やかな御召物に釘付け!
松の木陰での早着替えでは
出てくる度に客席から感動のため息が。

ちなみにこちらの舞台では、
和楽器実習での長唄の師匠の姿を発見しました!
遠くまで響き渡る、素敵なお声でした。




『楊貴妃』では、まず最初に、
照明の色使い、カーテンを用いた舞台美術、
胡弓や尺八の演奏に魅かれました。
そして一番後ろのカーテンが開き、
御簾の中から姿を現す楊貴妃…
なんと妖艶な、且つ繊細な所作!!
まぶしいほどの髪飾りと金刺繍の入った白地の衣装、
これを着こなすことができるのは、
玉三郎様以外には考えられません…!

また、扇を手に舞う姿の美しいこと…


「藤娘」では藤の精、
「楊貴妃」の夢幻の姿ですから、
どちらも「人間」の役ではないのですが…
この世のものとは思えない何かを感じました。




最後の最後まで、
息をのむような美しさに心奪われ、
舞台が終わっても、
すぐに立ち上がることができませんでした。

3つの演目を通して特に魅かれたのは、
玉三郎様の創り出す「間」。
人の心を魅きつける、自然な呼吸って美しい。

これは普段の会話のみならず、
自分が今学んでいる「音楽」にも通じること。

「呼吸」も「間」も、
一番大切だけど一番難しい。






ああ…もっと観ていたかった。
瞬きするのももったいないと感じました。







ちなみに先日お客様からいただいたチケットは、
1階で、しかも通路側だったので、
前の座席の方の頭などを気にすることなく、
舞台全体を見渡すことのできる席でした。
なんとお礼を申し上げればよいのか!
先日名刺をいただいたので、
今日中にお礼状を書くつもりです。

また、お隣の席には、
チケットをプレゼントしてくださった方と一緒に、
先日お店にいらっしゃったご年配の男性が!

「あのお店でアルバイトされていた方ですな。
O(←チケットをくださった方)から話は聞いておりますよ。
舞踊のみの公演は初めてですかな?」と、
深く響くようなお声で話しかけてくださいました!!

開演前や幕間に様々なお話をして下さり、
幕間は学びの時間に早変わり☆
また、2回目の幕間の時に一旦席を立たれたそのお方、
アイスモナカを2つ手にして戻ってこられ、
そのうちの一つを私に…!!!
突然の出来事に驚いたと共に、
とても、とても嬉しかったです!

そして、お話の内容から、
次第にそのお方が驚くべきお方であることが判明…!!!
公演終了後にはそのお方に連れられ、
会場の入口にいらっしゃった玉三郎様の付き人の方にご挨拶。

いろいろな意味で緊張致しました…!!!!!








さて、お隣の席のお方とお別れし、
日生劇場を出て、
せっかく未開の地に来たので、
ちょっと歩くことに。



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帝国劇場?かな?
日比谷豪?あたりから撮影しました。
お水かなり汚いですが、
それでも建物がしっかり写ってますね。






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ふと足元に目をやると、
金の鯉発見!!!!!
黒い大きな鯉はたくさんいましたが、
金はレア!!!な気がする!!!!










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井伊直弼暗殺現場!!
桜田門!
初めて見ました!!






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歴史を感じる門…。
触ったら怒られるかと一瞬思いましたが、
警備員的なお方は誰もいなかったので、
ノックしてきました(笑)









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桜田門前から国会議事堂方面を臨む。
暗くて見えないですが、一応国会議事堂が写っております。
夕焼け、久しぶりに眺めたなあ…。





皇居の周りをマラソンする方々を眺めながら、
一人でしばらく歩き回り、
その後お腹がなったので、
帰路に着きました^^









目を閉じると、
今日の舞台での玉三郎様の姿が浮かびます。
ああ…本当に美しかった…
今まで観たことがない、出会ったことのない美しさでした。

感謝の気持ちを忘れずに、
今日一日を終えたいと思います。



それではまた^^
by kazeyohuke-byun | 2011-10-09 22:26 | 鑑賞。 | Comments(4)

初観劇。

昨日に引き続き深夜更新でございます^^
今夜はピアノ科のYちゃんと一緒に、
ちょっくらお出かけして、
これ↓を観てきました♡

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『三鷹の化け物』という劇!



品川でバイトしていた時の同期、
Aちゃんから、
先日こちらの公演の案内メールが届きました。

彼女とはほぼ同じ時期にバイトに入りました。
(そしてほぼ同時期に辞めました^^;)
同い年&誕生日は2日違い、
テンションが似ていて、
初めて話した日からお互いびっくりするほど話が合ったAちゃん。
彼女は劇団で日々研鑽を積んでいる、素敵な女性です。

今までにも何度か公演の案内をいただいていたのですが、
授業やレッスンの予定があったため、
足を運ぶことができませんでした。
しかし本日、ついに観に行くことができました!!!!!!


ちなみにAちゃんは主役!!!!







内容をこちらに書くわけにはいかないのですが、
この気持ち、どう書けばいいのでしょう…!!
照明が落とされた瞬間から、
最後のカーテンコールまで、
ドキドキが止まりませんでした!!

100%の思いって、
こんなにも真っすぐ伝わってくるんだ…
全身を大きなパワーの塊が突き抜けた感じがします。

全力ってすごい。
本気ってすごい。
人間ってすごい。

驚き、
引き込まれ、
思いっきり笑い、
そして、心から感動しました。

Aちゃん含む、
あの舞台を創り上げた全ての人々を、
尊敬せずにはいられない!!!





Yちゃんと二人で、
胸の高鳴り収まらぬまま、
会場をあとにしました。

今夜は本当に素敵な夜でした。
Aちゃんに感謝!
直接会いに行って「ありがとう」と言いたい!

しばらくの間公演が続くので、
Aちゃんが体調や声の調子を崩さないことを祈りながら、
応援したいと思います^^







それではまた明日!
by kazeyohuke-byun | 2011-10-02 23:51 | 鑑賞。 | Comments(4)

久々観劇に感激。

今日のオケは長かった…
リゲティ難しい…


さてさて観劇レポです。
筋書きはこちら。
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ななななんとこの日、
trintrinさんが同じ階で観劇されていたとのこと!!
何たる偶然!!

さて、
『秀山祭九月大歌舞伎』の夜の部、
演目&配役はこちらです。



一、沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)

  二の丸乱戦の場
  城内山里糒庫の場
                  淀君       中村芝翫→体調不良のため
                                中村福助丈
                豊臣秀頼       中村歌昇改め又五郎
                  千姫       中村芝雀
              大住与左衛門       中村錦之助
                石川銀八       中村児太郎
                大蔵の局       上村吉弥
                 正栄尼       中村東蔵
              大野修理之亮       中村梅玉
                氏家内膳       中村吉右衛門



二、襲名披露 口上                  中村歌昇改め又五郎
                           中村種太郎改め歌昇
                               幹部俳優出演


三、菅原伝授手習鑑
  車引(くるまびき)

                 梅王丸       中村歌昇改め又五郎
                 松王丸       中村吉右衛門
                 杉王丸       中村種太郎改め歌 昇
                藤原時平       中村歌六
                  桜丸       坂田藤十郎


四、石川五右衛門(いしかわごえもん)
   市川染五郎宙乗りにてつづら抜け相勤め申し候

              石川五右衛門       市川染五郎
                三好長慶       中村松江
                三好国長       坂東亀寿
                 左忠太       大谷廣太郎
                 右平次       中村種之助
                次左衛門       中村錦吾
               呉羽中納言       大谷桂三
                此下久吉       尾上松緑



『沓手鳥孤城落月』では、
芝翫さんが体調不良のため福助さんが代役を。
夏祭浪花鑑で演じられたお辰は色気のある力強い女性でしたが、
今回の淀君は、正気を失った女性。
一人の人間から様々な人間が創り出されるという、
誰にでもできるわけではない、魅力的な技…
私が歌舞伎に魅かれる理由の一つであります。


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中村又五郎さん、中村歌昇さんの襲名披露の口上では、
やはり中村吉右衛門丈の迫力に圧倒されました。
当たり前のこととは言え、
マイクなしで会場全体に響き渡る声を、
客席にいる人間の心にまで響き渡る声を発することができるということ…
改めて感動致しました。


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『菅原伝授手習鑑』は、
「筆法伝授の場」と「寺子屋の場」(←これは涙しました)は観たことがあるものの、
『車引きの場』は初めて。
中村又五郎さん、よく通る力強いお声でした。
声であんなにも感情表現を自由にできるなんて…。
刀を振る姿も豪快でした。
歌昇さんは平成生まれだそうな。
私より若いのに…あの舞台で堂々と…
尊敬します!!
そして中村吉右衛門丈による松王丸!!
御召物の松模様の鮮やかさに釘付け。
悪役ですが、あのお声、お姿、立ち振る舞い、
素敵だ!魅力的だ!

松、梅、桜それぞれの柄の入った御召物も、本当に素敵でした^^

そうそう…
青白い顔の時平…
ホラーでした…
ありゃ怖い…。

確かこの幕の中で、
去年和楽器実習(私は篠笛&能管組)で藤舎名生師匠に教えていただいた、
「男舞」か「次第」か「乱序」か…
そのあたりが聴こえたような気がします。
あの3日間は本当に酸欠フラフラとの闘いでしたが、
充実した3日間でした^^




さて最後は、
皆さん聞き覚えがあると思われる、
あのお方にまつわる演目。

『石川五右衛門』です!!
ルパンの五右衛門じゃないですよ、私好きですけどね(笑)

しょっぱなから笑わせていただきました^^
のん気&世間知らずさ丸出しの中納言、
盗賊に銃を向けられているにも関わらず、
ご丁寧に「盗賊のように見えるがおぬしらいったい何者じゃ?」
な〜んて質問しとる。

しまいにゃ身ぐるみひっぺがされて、
「ハクションヘクション」くしゃみして、
「まろは…まろは…」と嘆きを重ね、
最後に一言、何を言うかと思ったら、
「悲しや、まろはまろはだか(=丸裸)」
なーんてダジャレを言うとる。
しかもフンドシ?引きずりながら^^;

隣の席のおば様、
お腹かかえて笑っておりました^^



二幕目では、
勅使に化けた石川五右衛門(染五郎さん)と
出世を続ける此下久吉(松緑さん)のやりとりに
終始魅かれっぱなしでした。

その中に、
「わたの原 こぎいでてみれば 久方の   雲ゐにまがふ 沖つしらなみ」
という藤原忠通の歌がセリフの中にあった気がしました。
久々だ…百人一首の歌…
しかもこれは大山札だわ…

で、
久々の再会に喜ぶ五右衛門と久吉、
「これはしたり!」と声を揃えたのち、
立派な御召物を身に纏ったまま、
頬杖ついて足をバタバタしながら、
楽しそうに互いの話をするお二人の姿、
とてもほほえましい光景でした^^

とはいえ、五右衛門は天下の大盗人でして、
楽しい時間はあっという間に去り、
煙幕で姿をくらまします。

そしてワタクシ!
この後、初めて目にする光景に、
あいた口がふさがりませんでした!
染五郎さん飛んだんです!
宙を舞ったんです!!!

シルクドソレイユが一瞬頭をよぎりました^^;
宙吊りは難しい技と伺ったことがあります。
歌舞伎って本当にドキドキの連続!!!!

染五郎さんの雄々しく、豪快な、
「葛籠背負ったがおかしいか」の決め台詞にも圧倒されましたが、
あんなにバランスの悪い中で、
見えない道を舞い歩くお姿に、
目も心も釘付けでした。

宙を歩きながら染五郎さんは、3階席へと消えていかれました。
間近で染五郎さんを観ることができた、
2階席左側&3階席の方々…うらやましい限りです…。




そしていよいよフィナーレ。
桜吹雪の中に現れた石川五右衛門、
「絶景かな絶景かな」とのセリフ、
聴いているこちら側も気持ちが良くなるほどの豪快さ。
御召物も豪華絢爛。

旅人姿の久吉が、
五右衛門の放った棒手裏剣を杓子で受け取るという最後のシーンまで、
まばたきするのももったいないくらいでした。

そういえば最近、
悪役の染五郎さんばかり観ている気がします^^;







自己満足な書き方で申し訳ないのですが、
毎回新たな感動をおぼえる歌舞伎、
これからも楽しみでなりません^^

ちなみに本日の集中講義の内容は、
偶然にも「歌舞伎」の話題が。

歌→ウタ+楽器
舞→日本舞踊
伎→演技(ドラマ)

というように、
歌舞伎はまさに総合芸術。

グッドタイミングで、
出囃子、蔭囃子などの歌舞伎の音楽にまつわることを中心に、
様々な歌舞伎豆知識を学ぶ事ができ、
とても嬉しかったです^^





ではでは、
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by kazeyohuke-byun | 2011-09-09 23:52 | 鑑賞。 | Comments(6)

襲名披露。

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今日はお天気が良かったのですが、
3時頃までコモリー人間してました。

朝から延々とギコギコしていたので、
隣の部屋の人、
うるさかっただろうなぁ(^-^;




で、
夕方からは新橋演舞場に来ております。
秀山祭九月大歌舞伎!




あ、幕間がそろそろ終わるかな?
ではまた!
by kazeyohuke-byun | 2011-09-08 18:22 | 鑑賞。 | Comments(2)

歌舞伎レポ。

さて!
夜の部@新橋演舞場。




演目&配役はこちら。


一、吹雪峠(ふぶきとうげ)

                  直吉  市川染五郎
                  助蔵  片岡愛之助
                 おえん  片岡孝太郎


二、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)

  住吉鳥居前
  難波三婦内
  長町裏

              団七九郎兵衛  中村吉右衛門
                女房お梶  中村芝雀
                  お辰  中村福助
               玉島磯之丞  中村錦之助
                傾城琴浦  片岡孝太郎
                 伜市松  松本金太郎
                 堤藤内  大谷桂三
             大鳥佐賀右衛門  澤村由次郎
                釣船三婦  中村歌六
              三河屋義平次  市川段四郎
               一寸徳兵衛  片岡仁左衛門


三、色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)

  かさね

                 かさね  中村時蔵
                与右衛門  市川染五郎





2日連続で片岡仁左衛門さんにお会いできるなんて…
幸せだ…。


一幕目の「吹雪峠」は、
新歌舞伎ということもあり、
大変分かりやすい演目。
そして人間臭い。

助蔵とおえんの、
窮地に追い込まれ、流れ出てくる本音には、
もうみなさん呆れ笑い。


そんな二人を見た直吉(染五郎さん)の、
すかっとするほど透き通った、
響き渡る笑いが印象的でした。

そして吹雪(←吹雪リアル!風音リアル!)の中を去っていく直吉…


あのような心を持つお方は、
今のこの世におるのだろうか…。





そうそう!
花道にあのような隠し階段があったなんて!!!
私知りませんでした!









二幕目は「夏祭浪花鑑」。
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このポスター欲しいです。
が、販売しておりませぬ(思わず聞いてしまった…)。

さてこちらの演目は登場人物が多いです。
他の演目も事前学習が必要ですが、自分にとってこちらは特に。




吉右衛門さんの、罪人姿から浴衣姿への変貌。
客席から声があがるほどのその美しさ。

団七(吉右衛門さん)と徳兵衛(仁左衛門さん)の争いの場面は、
お二人とも御年67歳(おそらく)であるにもかかわらず、
驚くほど軽やか。

その後の、
お二人が片袖を交わし、兄弟の義を結ぶ場面が、
私は一番好きです。



また、徳兵衛の妻であるお辰(福助さん)も印象的でした。
色気がありながら男らしさも併せ持つ女性。
彼女のような女性、本当に素敵だと思います。尊敬します。

段四郎さんの演ずる義平次が、
琴浦を容易に連れ去ることができたことにほくそ笑み、喜ぶ様子などは、
笠をかぶっているにもかかわらず、
はっきりと観ている側に伝わってきました。

表情や言葉だけではない、
手先足先、身体の全てを使った表現が、
いかに観ている者の心に真っすぐ届くのかを、
改めて実感した気がします。








そして三幕目は「色彩間苅豆」。

染五郎さんはお顔立ちが本当に美しいですね。
(私が片岡仁左衛門さんファンであることに変わりはないですが…)

かさね(時蔵さん)の舞踊は、
観ている者が引き込まれてしまうほどの繊細且つ妖艶な舞。

しかし後半、
かさねが鬼女へと変貌し、
その怨念故に、逃げるに逃げられない状態となった与右衛門の苦しみもがく場面は、
何ともいえぬ恐怖が…。



5月大歌舞伎の元右衛門のお言葉をお借りしますと、
「夏なのにうすら寒い」(笑)












ああ…

もっと知りたい、歌舞伎のこと。

歌舞伎好きの曾祖父に生きていてほしかったなあ…
曾祖父のかけ声も聞きたかったなあ…。
by kazeyohuke-byun | 2011-06-21 00:05 | 鑑賞。 | Comments(0)

久々の仁左衛門さん。

今日はYちゃんと一緒に、
歌舞伎を観てきました。

私にとっては、
レポート題材入手のための観劇というより、
好きだから観る、という感じです(笑)
朝からわくわくしていました。



というわけで歌舞伎レポート。

今日観てきたのは、
「六月大歌舞伎 昼の部」
@新橋演舞場。





演目と配役は以下の通りです。

一、頼朝の死(よりとものし)

                 源頼家  市川染五郎
                 小周防  片岡孝太郎
                畠山重保  片岡愛之助                                    音羽  中村梅枝
                榛谷重朝  中村種太郎
                藤沢清親  中村萬太郎
                別当快順  大谷廣太郎
             別当慈円坊祐玄  中村吉之助
                別当定海  大谷桂三
                中野五郎  市川右之助
              小笠原弥太郎  大谷友右衛門
                大江広元  中村歌昇
              尼御台所政子  中村時蔵


二、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)

  鶴ヶ岡八幡社頭の場

                梶原景時  中村吉右衛門
                   梢  中村芝雀
                俣野景久  中村歌昇
              大名山口政信  中村種太郎
              大名川島近重  中村種之助
              大名岡崎頼国  中村米吉
              大名森村宗連  中村吉之助
                剣菱呑助  澤村由次郎
                飛脚早助  中村錦之助
                六郎太夫  中村歌六
                大庭景親  市川段四郎


三、連獅子(れんじし)

        狂言師右近後に親獅子の精  片岡仁左衛門
        狂言師左近後に仔獅子の精  片岡千之助
               浄土僧専念  片岡愛之助
               法華僧日門  中村錦之助



今回の公演は、
大好きな片岡仁左衛門さんが出演されている公演。
しばらく出演されていなかったので、
本当に楽しみで楽しみでたまりませんでした。






さて今月の筋書きはこちら。
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今回の巻頭絵も素敵ですね!




さてまずは「頼朝の死」。

これは苦しく、辛いです。
観ていて胸が苦しくなります。

父の臨終の場における真相を突き止めようとする頼家、
一族のためにその秘密を守り通そうとする母(政子)、
真実を知り、真実に苦しみながらも口に出す事のできない重保、
同じく真実を知る広元、
真実を知りながらも重保に恋心をよせる小周防。

一人が苦しみから解放されれば、
他の誰かが身を割くような苦しみを持つことになる。
誰もが苦しみから解放される術というものが存在しない。

それぞれが葛藤の渦から抜け出せぬまま、
静かに幕は降りました。




今回の配役をみると、
若手の方々が多いです。
貫禄や渋さはまだ感じられなかったのですが(えらそうですみません…)、
愛之助さんや孝太郎さんの声はよくとおるお声でしたし、
染五郎さんは相変わらず独特且つ素敵なお声でした。







さて雰囲気はがらりと変わりまして、
お次は「梶原平三誉石切」。

こちらは人気狂言の一つ。
幕が上がったと同時に現れた華やかな舞台に、
思わず会場から驚きの声があがりました。

紅白の梅の吊枝、
朱色のまぶしい八幡宮の鳥居、
緑の濃い松の木。



登場人物の衣装もまた絢爛豪華。
金糸がよく映える衣装を纏った役者の方々が、
大勢舞台に並ぶと、
それはもう本当にまぶしいくらいでした。






狂言ですので、あちこちで笑いが。

特に笑い転げたのは、
酒を飲んで怒り上戸になり、
うっかり師匠を殺めてしまった罪人が、
自分の身の上を、
文章の末尾に「大吟醸」「チューハイ」「焼酎水割り」などと、
お酒の種名を織り交ぜながら話す場面。

会場中大笑い。
そういった雰囲気もまた、いいですよね!



観ていて楽しい気分になったのは、
登場人物が、
お三味線に合わせて物語りしたり、
おどけてみせたりするからだと思います。

特に六郎太夫(中村歌六)と、
梶原景時(中村吉右衛門)。

観ているこちらまで、
三味線に合わせて舞いたくなりました(舞えないけど!)。










そして最後に!!!!!!!
待ってました!!!!!!!!
「連獅子」


一度でもいいから観たくてたまらなかった「連獅子」。
そのうえ、
私の大好きな片岡仁左衛門さんと、
そのお孫さんである千之助君による「連獅子」。

これ観ないわけにはいきませぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




昨年の和楽器実習で習った曲がお囃子によって演奏され、
懐かしいなあ…なんて思っていたところに、
仁左衛門さん登場!!!

正直…
その美しさに…
涙が出そうでした…!!


ブレのないすり足、
先の先まで繊細な手指、
真っすぐで、厳しくもあり優しくもある眼差し…

ああ…一瞬一瞬の動き全てが美しかった…



そして千之助君の可愛らしいこと!
可愛らしいながらも、
堂々たる舞を舞うのです!!
身体は小さくても、
十分迫力ある舞でした!








クライマックスである、
親獅子と仔獅子の勇壮な舞を観た時の感動は、
言葉では言い表せません!

赤い毛の親獅子、
白い毛の仔獅子による、
左右に髪を振る「髪洗い」、
髪を回転させる「巴」、
舞台に髪を叩き付ける「菖蒲叩き」は、
(筋書きより学びました!!)
迫力があり、且つ華麗。

まばたきするのも惜しいくらいでした。









今こうして思い出すだけでも、
胸が高鳴ってきます!

ああ…観に行くことができて、
本当に良かった!










ちなみに…
たくさん買ってしまいました…
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役者のブロマイド。
ほとんど片岡仁左衛門さんです。

ブロマイド見本が飾られている場所で、
どのブロマイドを買おうか迷っていると、
今までもそうだったのですが、
「ねえねえあなた、どの吉右衛門さんがいいと思います?」
「片岡仁左衛門さんは、これとこれが素敵よね!」
など、必ずどなたかが私に声をかけてきます。
今日は2人のお写真選びのお手伝いをさせていただきました。
いいのかな…私で(笑)



とにもかくにも、
このブロマイド、
過去に買ったものも合わせまして、
私の宝でございます。

いつか飾ろう!
by kazeyohuke-byun | 2011-06-20 00:04 | 鑑賞。 | Comments(2)

振り返り歌舞伎レポ。

以前歌舞伎を観に行った時の覚え書きメモを、
まだ書いていませんでした。

というわけで、
歌舞伎レポスタート。






先日観て来たのは、
「五月大歌舞伎 昼の部」。
@新橋演舞場。

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このチラシ、
素敵だと思いませんか!?
調子にのって2枚もいただいてきました(笑)


演目は、
「敵討天下茶屋むら(変換不可)」より、
浮田館広庭の場、
浮田館大手先の場、
四天王寺の場、
東寺貸座敷の場、
福島天神の場、
枝川川下の場、
天下茶屋村松並木の場、
住吉社仇討本懐の場。

以上五幕八場、
すなわち「天下茶屋」の通しです。





主な配役は、

安達元右衛門&東間三郎右衛門  松本幸四郎
早瀬伊織            中村梅玉
妻染の井            中村魁春
早瀬源次郎           中村錦之助
妻葉末             市川高麗蔵
坂田庄三郎           大谷友右衛門
岡船岸之頭           大谷桂三
奴腕助             松本錦吾 
小屋頭伝吉           澤村由次郎
安達弥助            坂東彌十郎
京屋萬助            中村歌昇
片桐造酒頭           中村歌六
早瀬玄蕃頭           市川段四郎
人形屋幸右衛門         中村吉右衛門      

です。
 


ちなみに今回の舞台は、
松本幸四郎さんが、
安達元右衛門、
東間三郎右衛門という、
悪の二役を演じたことで話題となった舞台です。

なんと、一人がこの二役を演じるのは、
天保14年以来初めてとのこと。

天保14年とは、
西暦に直すと1843年。
今から168年前!!!!





幸四郎さんが、
168年ぶりに一人二役に挑戦されることにも驚きますが、
168年前にも存在していたこの演目を、
長い時を経て今この時代でも観ることができるなんて、
芸を伝え続けてきた「歌舞伎」という世界に、
驚かずにはいられません。




演題の通り、
「敵討ち」のお話ですが、
これが何と申せば良いのやら、
笑いもあり、
悲しみもあり、
冷酷さもあり、
様々な感情が織り交ぜられている、
一言では言い表すことのできないお話なのです。

また、話題の幸四郎さんの悪の二役ですが、
幸四郎さんが演じたのは、
まず一人目が安達元右衛門。
これはもうどうしようもない輩です。
主人の危機の際には泥酔中。
禁酒を誓ったものの、再び酒で過ちを犯し勘当。
敵側に寝返り、
実の弟をも躊躇することなく殺し、
いざ自分の立場が危うくなると、
元の主人にこびへつらう。

もう一人目は東間三郎右衛門。
こちらは元右衛門とは全く異なる悪役。
賢いながら冷酷。
人を殺めることに何の非も感じないような人間。

この、質の全く異なる二人の悪役を、
幸四郎さんはお一人で演じられたわけです。
同じ人が演じているとはとても思えませんでした。

へらへらしている元右衛門から、
数秒切出しの後ろへまわったと思ったら、
氷のような心の持ち主である三郎右衛門が登場。

今思い出しても、
その姿がはっきりと目に浮かびます。
そして心臓が高鳴ります。






緊迫した場面が多いのですが、
もちろん笑いをよぶ場面もあります。

泥酔による大失態で禁酒中の元右衛門が、
主人の敵討ちの供をする道中で、
酔っぱらいに絡まれると、
「酒飲みというのは始末の悪いものよのう。」
なんて言うんです。
自分もその一人だったというのに(笑)

また、敵側に寝返り、
新しい主人の行列で偉そうにフンぞり返って歩いていたところに、
敵討ちをしにきた元の主人やその妻が現れ、
表情は一変。
「これはこれは皆様おそろいで!」
などとへらへらし始める始末。




書きたいことがまだまだあるのですが、
どんどんmy worldへとはまっていきそうなので、
ここらへんでストップして、
残りは心にしまっておくことにします。






毎回歌舞伎を観る度に思うのですが、
当時(江戸時代)の文化や思想を知るには、
分厚い歴史の教科書を開いて、
想像力を働かせながら活字と闘うより、
歌舞伎を観た方が、
ずっと分かりやすいのではないかと…。

今では考えられないことですが、
妻が夫のため家のために身売りをする、ということが、
江戸時代ではあり得る事だったわけですが、
まあそんなことは教科書には書いてないですよね(笑)






さて来月の歌舞伎はさらに楽しみです。
なんてったって、
仁左衛門さんがご出演されるのですから!!!!!!!

しかも以前見逃した、
「頼朝の死」や「連獅子」を観ることができるんです!!








バイト頑張ろう。
ではまた。
by kazeyohuke-byun | 2011-05-29 22:10 | 鑑賞。 | Comments(0)

『英国王のスピーチ』。

今日母親と二人で映画を観てきました!

以前から観に行こうと話していた、
『英国王のスピーチ』。
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(公式サイトはこちら→HP

昨日のアカデミー賞授賞式で、
4部門において受賞を果たしたこともあり、
地元の小さな映画館は満席でした。





内容をここに書いてしまうと、
ネタバレになってしまい、
観ていない方々へ申し訳ないので、
書きません。

でもこの映画、
観て良かったと、強く思いました。





観ていて胸が熱くなるシーンが何度もあり、
同時に、
流れる音楽に何度も心を魅かれました。

ブラームスのレクイエム、
ベートーベンの交響曲5番、7番など、
クラシックの曲が数曲使われていたのですが、
その選曲が、
各シーンに本当にマッチしていたと感じました。

特にベートーベンの交響曲7番2楽章が流れるシーン。
内容と映像と音楽との調和が、
印象的でした。








また、この映画のために書かれたピアノ曲(ソロ)も素敵でした。
エンドロールの時に左手だけ耳コピしてみたけれど、
なんとも言えない素朴な雰囲気が印象的でした。
DVDが出たら、それを観ながら右手も耳コピしたいです♪









先日観たのは、
日本らしい映画。

今日観たのは、
イギリスらしい映画。


どちらも本当に、
観て良かったと思います(^^)




ちなみに、
今日予告編を観て、
観たいなあと思ったのは、

『シチリア!シチリア!』(→HP)と、

『ツーリスト』(→HP)です♪
by kazeyohuke-byun | 2011-03-01 23:49 | 鑑賞。 | Comments(0)