我が道を行く東北人Tommyの日々の記録です。美味しいものをおいしく食べることが好きです。歌舞伎と落語が好きなチェロ弾きです。


by kazeyohuke-byun
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教育実習③

いよいよ最終週!

2週目あたりからちょうど科目選択の時期だったせいか、
悩んでいる生徒がたくさんいて、
放課後の教室や廊下で呼び止められたり、
実習生控え室に相談に来る生徒がどっと増えました。
しかし…音楽担当と全校集会でもお伝えしたはずなのですが、
私のもとに来る相談の中に、
音楽関連のものは一切ありませんでした(TT)
奨学金にまつわる相談や、
勉強、学校生活のことなどなど。
講話で大幅な進路変更の話をしたせいか、
進路変更の相談にも何人か。

で、例の分厚い大学入試案内の見方が分からない、
という生徒に、一緒に見ながら解説したり、
「被災しているから私立は厳しいけど受けないのは不安だ」という生徒に、
半壊以上で受験料免除とか授業料免除とか奨学金支援をしてくれる大学があるから
調べてみるよう伝えたり、
「世界史Bと日本史Bのどっちの勉強が楽ですか?」
と質問してきた生徒に、
「どちらの勉強も楽じゃないから、興味がある方、
好きだと思う方にしなはれ!
じゃないと勉強してても気分がのらんよ!」と言ったり、
「微分がさっぱり分からないんです…」という生徒に、
(私だって遠い昔すぎて記憶喪失だよー!)と言いたいのをこらえながら
赤チャート片手に必死こいて教えたり、
「東京での一人暮らしに憧れてるんです!」という生徒に、
「一人暮らしは大変だよ。疲れて帰っても誰もご飯作ってくれないよ。
お金なくなると、冷蔵庫に調味料しかないってこともあるんだよ。
病気になっても自力でどうにかせにゃならんのよ。」と身もフタもないこと言ってしまったり、
「molの意味が分かりません(涙)」という生徒に、
何年かぶりに化学の教科書を読んで私も半分泣きそうになりながら説明したり…。

そして生徒たちの相談にのる時間が増えるにつれ、
生徒休校のために大幅に変更せねばならなくなった指導案書きが
進まなくなり…
でも、せっかく相談に来てくれた生徒たちを
何のお手伝いもできずに帰すのはできない!!
実習担当の先生から、
「先生ってのはな、精神的にも体力的にもタフじゃなきゃあ、
やっでいげねえ職業なんだべさ。」
というお言葉をいただきましたが、
まさにその通りだと思う一方、そのタフさを身につけるのって大変だ!とも思いました。

そうそう、放課後、
職員室前の進路相談&教科質問スペースが(在学中はなかった!)、
いつもたくさんの生徒と先生であふれている様子を見て、
改めて「先生ってすごいな…」と思いました。


で、生徒たちの多くが帰宅した18:30からが勝負でした。
警備員さんに「とっとと帰りやー」と言われながら、
ギリギリまで粘って19:40くらいまで
指導案書いたり授業準備したり。
学校を出発する時はいつも魂消滅状態。



そしてついに研究授業の日。
よりによって私の研究授業は1限だったため、
朝は早めに行って自分の発声練習をして、
その後職員室で朝の打ち合わせに出て、
急いでクラスへ行って朝のHRをして、

吐きそう、
ハゲそう、
発狂しそうになりながら音楽室へ(苦笑)

「音楽室の存在薄いから、あんまり先生方来ないわよ!
数学の先生なんて学校に12人近くいるのに、
芸術分野は私と美術の先生のたった2人よ(笑)
重きをおかない分野は影がうすくなるようにできてるのかねー。
ま、研究授業だからって緊張しすぎず、
フツーにやりなさいな、フツーに。」
と音楽の先生に言われ、
深呼吸しながら授業開始。

最初の授業で
「音楽の授業なのにストレッチするのーー!!??」と驚かれたストレッチも、
みんな楽しそうに&しっかりやってくれ、
さて発声練習!と思ったら!
音楽室の後ろの方からぞろぞろと先生方が!!!!!

「なんでそんなにたくさん…」
と呆然としながらも
(みんなじゃがいもじゃがいも。
いや、誰も見えない見えない。)
と自分に言い聞かせながら発声練習開始。
(この発声練習も、地声での歌唱から頭声発声させるまで一苦労でした!)

今回は3、4時間にわたって、
与えられた楽曲をどのように歌いたいかを
歌詞の内容や自分の思い出等から考え、
グループごとに意見を出し合い、考えを共有し、
それをもとに、どのような工夫を合唱に施すかを考え、
発表してもらう、という授業をしました。
つまり生徒たちからの発信が要となる授業。

生徒からどんな考えが出てくるかある程度予想していたものの、
出てくる考えは予期していないびっくりなものだったり、
自分が考えもしなかったような素晴らしい考えだったり。

それらの考えをより深めるためのヒントや、
方向性が逸れないようにするためのヒントなどを
その場で頭フル回転で考え、伝える。
話し合いの中でいいことをつぶやいているような生徒を見つけたら
すぐそこから広げていく。
流れが止まっていそうなグループでは
何が問題が見つけて対処。
普通の先生には当たり前のことだと思うのですが、
私にとってはとにかく全てが初めてなので、
もう本当に必死。全力投球。

そして最後。
みんなそれぞれの思いが込められた
「仰げば尊し」を歌ってくれました^^
3時間しかない授業の中で、
ここまで心のこもった合唱を創り上げた生徒たちに、
正直感動しました。

題材が「仰げば尊し」と知って
久々にノスタルジックな気分に浸りたくなった、
という理由だけでいらした(本人談)先生からも、
「ただ歌うのと内容を深く考えて歌うのとではこんなに違うものなのか。」
というお言葉を。

一生懸命授業に取り組んでくれた生徒たちに感謝の気持ちでいっぱいです。









ちなみに、1回目の授業で私自身が思いっきり壁に当たって
粉々に砕け散ってしまったクラス(男子12人のみ)の授業は、
実習最終日の最後の授業にて、
予期せぬハプニングが3回連発して
その度に「ひょえーー!」でしたが、
先生方から「猿軍団」と呼ばれている12人が
最後の最後に驚く程のやる気を出してくれ、音楽の先生と一緒に感動。

校内で最もうるさくて手がつけられないと言われているクラス(女子40人)の授業では、
手をパンパン叩きながら
「ちゃっちゃとしろー!!」とか、
「聞いてるがあーー!!!!????」とか、
「人の話は黙って聞く!!!!!!」とか、
声がかれるくらい叫びまくりましたが、
ラストで生徒たちがしっとりと「仰げば尊し」を歌ってくれ、
音楽の先生から、
「よくこのクラスで『授業』できたね!!!やるぅ!!!」
とのお言葉を^^;


最後に、音楽の先生からは、
「時間オーバー(←何回かやらかした)には気をつけた方が良いけど、
最初の授業から最後の授業まで、作った指導案を一度も見ないで授業したのが
すごく良かった。ハプニングへの対処も的確な判断できてたじゃない。
6時間くらいかける内容だったから、3時間でどこまでいけるか不安だったけど、
全部のクラスで目標達成できたし、間の取り方とか生徒の意見の広げ方とかは、
まだまだ修行が必要だけど、頑張ったわね!!」
とのお言葉をいただきました。



そして、どのクラスの生徒たちも、
最後の授業後の感想プリントに様々なメッセージを書いてくれ、
家に帰ってきて読み返しながら胸が熱くなり、
また、最終日にHRの生徒たちから色紙をプレゼントしていただいた時は、
目からも鼻からも流水でした(TT)
色紙はこちら^^
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HRクラスは音楽選択クラスではなかったため授業がなく、
朝と帰りのHRと掃除の時しか接する機会がなかったのですが、
進路相談や学校生活の相談に来てくれたり、
母校恒例の行事におけるお悩み相談や勉強方法の相談に来てくれたり、
担任の先生が窓用洗剤を得意げに床にまいて、
みんなで「えーー!?」と言いながら雑巾掛けした時におしゃべりしたりと、
短い時間の中で、クラスみんなとお話することができました。




急な変更が多く目が回りそうなこともありましたが、
厳しく且つ細かくご指導くださった音楽の先生や、
毎朝バスを運転して通勤されている独特すぎるHR担任の先生、
先生として、先輩として、女性として様々なアドバイスを下さった実習担当の先生や、
在学中もお世話になり、今回も様々な助言を下さった、
「好色一代男」を愛してやまない日本史の先生など、
多くの先生方から、

そして授業担当クラスやHR担当クラスの生徒たち、
廊下で毎日話しかけてくれた生徒たち、
進路相談や数学の質問をしに来た生徒たち、
その他多くの生徒たちから、
本や教科書には書かれることのない、
「学校」の姿、「先生」の姿、「生徒」の姿、
そして「人」の姿を学ぶことができたように思います。

お忙しいところをご指導くださった先生方にとっては
実習生のいる期間(=仕事が増える期間)が3週間というのは
長すぎるかもしれないのですが、
私はもっと「学校」という場で学びたかったです。


毎日本当に大変だったけれど、
多くを学び、そしてとっても楽しい3週間でした。
その3週間を乗り越えることができたのは、
こちら↓↓↓のおかげです!
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母弁!!!!


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母ごはん!!!



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母ごはん!!!


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母ごはん!!!!



母弁&母ごはんがなければ、
乗り切ることができませんでした。
お母さん、ありがとう!!!!!!






さて!!明後日は前期実技試験ーーーーーー!
昨日の夜はレッスン&門下弾き合い会でした。
今日と明日で最後の追い込みだーーーーーーーーーーー!
ではまた!!!!!!!!!!!!!!
Commented at 2012-07-11 20:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ぽんちママ at 2012-07-11 21:33 x
Tommyさん、教育実習お疲れさまでした!
大変だったけれども、充実したいい時間だったでしょうか。
文章からはそんな風に思いましたが(^_^)
これからのTommyさんの糧になることでしょうね♪
ご実家から通えたことも良かったですね。
お母さまのお弁当&手料理、羨ましくなるぐらい美味しそうです!
申し訳ないけど、前座のくだりは私も大ウケしてしまいました(≧▽≦)
Commented by kimagureb at 2012-07-12 09:09
お疲れ様でした。
充実した3週間、きっとこれからの音楽生活にプラスになりますね。

お母様の思いのつまったお弁当とお食事。
お母様もお疲れ様でした。

親って子どもががんばってる姿を見るのは幸せなんですよね。
時にはヒヤヒヤ、イライラ、オロオロしても(笑)
Commented by kazeyohuke-byun at 2012-07-12 13:15
鍵コメ様
ありがとうございます!
週末、よろしくお願い致します!
Commented by kazeyohuke-byun at 2012-07-12 13:22
ぽんちママさん
ありがとうございます!
起きる→食べる→出勤→退勤→食べる→寝る
とにかくそれだけの日々でしたが、毎日昇天状態でした。
でも、毎朝学校へ行く途中で生徒たちの、
「先生ー!おはようございます!!」という声を聞くと、
今日も一日頑張るぞ!という気持ちになりました^^

自分と向き合うことはよくあっても、
こんなにも長い時間「人と向き合う」ことをしたのは初めてです。
「前座事件」などで赤面することもございましたが、
とても貴重な、楽しい時間を過ごすことができました。

そして母料理&母弁に感謝です!
帰省した時もモリモリ食べてきます!
Commented by kazeyohuke-byun at 2012-07-12 13:27
ふわりさん
ありがとうございます!
音楽を次の世代へ伝えていくことは、
音楽を学び、その楽しさを知っている自分たちの
役割であり、使命である、
という自分の恩師の言葉を胸に、
一生懸命実習に臨んできました。
壁にぶつかることもありましたが、
たくさんの「人」と向き合った時間、
本当にかけがえのないものでした。

3週間ずっと美味しいごはんとお弁当を
作り続けてくれた母に感謝です^^
Commented by hobo-ryu at 2012-07-13 00:09
Tommy先生、おばんです☆
教育実習お疲れ様でした!
学生生活から離れて久しい私は、最近の学校や教師と生徒、一体どうなってるのか…と思う事も少なくないのです。嫌なニュースも入ってきたりしますし…。
でもTommyさんの実習のレポを読ませていただいて、意外なくらい真面目に自分の将来と向き合ってる生徒さんや、それを真摯に受け止めて一緒に考えてる教師の方々(お笑いをわかってるのもこれまた意外!)、話しやすい環境がきちんと作られてるんだなぁ…と、何だかほっとするような感じがしました。(なんか主観的なコメントですいません。)

この経験がTommyさんの将来の色々な時々にすごく役に立つと思いますよ。

ご飯レポも毎回舌なめずりしながら読んでます。
毎度ながら、お母さまにも感謝を忘れいTommyさんは本当に素晴らしい!
Commented by kazeyohuke-byun at 2012-07-13 21:17
hobo-ryuさん
おばんです。
コメントありがとうございます!
確かに最近の新聞やテレビに流れてくるのは、
学校という場で起こる不祥事や心痛めることばかりですよね…。

私の母校は、数年前に共学化されたのですが、
共学となった時期に少々問題があり、
在学中とはだいぶ雰囲気が変わりました。
でも、生徒たちが何かに一生懸命打ち込んだり、悩んだり、
ぶつかったりする姿には、懐かしさを覚えます。
先生方は個性的でありながらも尊敬すべき方が多く、
あの高校に通えたこと、そして今回実習させていただけたこと、
本当に良かったと思っております^^

本当に貴重な、様々な面で自身の糧となる日々でした。
そして、生徒たちからのメッセージなどを読み返し、
その度にパワーをもらっています♪

母の料理を堪能できる日々、本当に幸せでした^▽^!
早く帰省したいです(笑)!!


by kazeyohuke-byun | 2012-07-11 09:23 | ひとり言。 | Comments(8)