笑おう笑おう!
2011年 04月 22日
毎日続く余震、
ミシミシいう家、
なかなかノミの心臓から復活しません。
日本を揺らしているプレート、
停止してほしいものです。
疎開先にもともと住んでいらした方が戻ってこられるため、
家族は今週頭に、
疎開先から実家へ戻りました。
先週末、
カップボードや食器棚や衣装棚などの、
地震で壊れた家具類全てが家から運び出されたため、
実家はスカスカです。
私が大学での手続きを終え、
再び地元へ戻ってきたのは、
運び出しの翌日でした。
部屋へ入ったとき、
「うちが広くなってる!」
と思うと同時に、
とても寂しくなりました。
震災後父は痩せ、
母は肺炎にかかり、
妹はコンクリートの粉塵や疎開先のハウスダストでアレルギーに。
母は今ようやく咳もおさまり、
回復へと向かっていますが、
かなり痩せてしまいました。
実家の窓から外を眺めると、
雪をかぶった蔵王連峰や街は、
震災前となんら変わっていないように思います。
だからとても…不思議な感じがします。
津波被害を受けた山元町へ行った時は、
がれきの山と化した町の姿を、
すぐには信じることができなかったのですが、
今窓から見える光景も、
違う意味で信じられないような気がします。
慣れてきたこともあります。
あちこちで見かける赤紙や、
黄色と黒のテープや、
立入禁止の柵。
街の至るところにある崩れた壁。
通り過ぎる人、
訪ねてくる人に、
「爆撃でも受けたようなマンションだね。」
と言われること。
相変わらず、
常に揺れている気分は抜けず、
地震でもないのに「地震!?」と飛び上がったり、
建物のきしむ音に飛び上がったりします。
そして気がつくと、
誰かを見送る時、
どうかこれで最後になりませんように、
と祈っている自分がいます。
全てをふまえて、
完全に前向きに進んでいくことは難しいです。
せめてこの毎日続く余震がおさまってくれれば…、
と思います。
原発のニュース。
地震や津波被害のニュース。
避難所の人々の怒りや悲しみのメッセージ。
怖い。
辛い。
悲しい。
だから、
ちょっとのことでも、
思いっきり笑おうと思います。
笑顔は笑顔を呼ぶというし、
辛くても笑えば紛れるはず。
笑おう笑おう!
by kazeyohuke-byun
| 2011-04-22 23:10
| ひとり言。
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