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我が道を行く東北人Tommyの日々の記録です。美味しいものをおいしく食べることが好きです。歌舞伎と落語が好きなチェロ弾きです。


by kazeyohuke-byun
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笑おう笑おう!


毎日続く余震、
ミシミシいう家、
なかなかノミの心臓から復活しません。

日本を揺らしているプレート、
停止してほしいものです。






疎開先にもともと住んでいらした方が戻ってこられるため、
家族は今週頭に、
疎開先から実家へ戻りました。

先週末、
カップボードや食器棚や衣装棚などの、
地震で壊れた家具類全てが家から運び出されたため、
実家はスカスカです。

私が大学での手続きを終え、
再び地元へ戻ってきたのは、
運び出しの翌日でした。

部屋へ入ったとき、
「うちが広くなってる!」
と思うと同時に、
とても寂しくなりました。






震災後父は痩せ、
母は肺炎にかかり、
妹はコンクリートの粉塵や疎開先のハウスダストでアレルギーに。

母は今ようやく咳もおさまり、
回復へと向かっていますが、
かなり痩せてしまいました。




実家の窓から外を眺めると、
雪をかぶった蔵王連峰や街は、
震災前となんら変わっていないように思います。
だからとても…不思議な感じがします。

津波被害を受けた山元町へ行った時は、
がれきの山と化した町の姿を、
すぐには信じることができなかったのですが、
今窓から見える光景も、
違う意味で信じられないような気がします。






慣れてきたこともあります。

あちこちで見かける赤紙や、
黄色と黒のテープや、
立入禁止の柵。
街の至るところにある崩れた壁。

通り過ぎる人、
訪ねてくる人に、
「爆撃でも受けたようなマンションだね。」
と言われること。







相変わらず、
常に揺れている気分は抜けず、
地震でもないのに「地震!?」と飛び上がったり、
建物のきしむ音に飛び上がったりします。

そして気がつくと、
誰かを見送る時、
どうかこれで最後になりませんように、
と祈っている自分がいます。






全てをふまえて、
完全に前向きに進んでいくことは難しいです。

せめてこの毎日続く余震がおさまってくれれば…、
と思います。







原発のニュース。
地震や津波被害のニュース。
避難所の人々の怒りや悲しみのメッセージ。



怖い。
辛い。
悲しい。





だから、

ちょっとのことでも、
思いっきり笑おうと思います。
笑顔は笑顔を呼ぶというし、
辛くても笑えば紛れるはず。

笑おう笑おう!
by kazeyohuke-byun | 2011-04-22 23:10 | ひとり言。 | Comments(0)